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12弦ギターでアイリッシュ

12弦ギターでアイリッシュ

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アイリッシュ音楽の伴奏楽器といえば、まず思いつくのがGDADチューニングのブズーキ。ドロップDやDADGADにチューニングしたギターを使う人も多い。中にはブズーキの延長線上で、オクターブマンドリンを使う人も。それぞれ、どのようなメリットがあるのだろう? 【ブズーキ】 □メリット 複弦ならではの響き、開放弦の鳴りを活かしやすい ■ディメリット ローポジションはフレット間が広く押さえるのがしんどい、日本では買えるブズーキの選択肢が限られる 【ギター】 □メリット 2オクターブのピッチ幅で作る和音の音の厚み、演奏の万能性、買える楽器の選択肢が豊富 ■ディメリット 6弦あるので鳴らしたくない音のミュートが大変 【オクターブマンドリン】 □メリット ブズーキのメリットはそのまま、加えて日本でも比較的入手しやすい、ブズーキよりは短くメロディ弾きもしやすい。 ■ディメリット 楽器のルーツが違うためかなんとなく異端扱いされている いったいどの楽器が一番アイリッシュ音楽に向いているのだろうか? ネット上のいろんな「おらが村自慢」を読んでいると、結局、演奏の場所や状況、腕前によるようだ。 ブズーキ推しの人は、その音色の魅力はもちろんだが、第3音を出さないモーダルな演奏がしやすいことをメリットに挙げる。確かに6弦あるギターに比べると、4弦をコントロールすれば良いブズーキは、出したくない音を消すのが楽だ。 ギター推しの人は、チューニング次第でメロディ弾きもモーダルのバッキングしやすい万能性や、厚みのある音域での演奏可能性、特に重奏低音を鳴らし続けられる魅力を推す。 マンドリン推しの人は、ブズーキよりは演奏が容易でメロディ弾きをしやすい点を推す。 傾向としては、リズム伴奏派とモーダル重視派はよりブズーキを好み、時にはメロディを弾いたりベースで遊んだりと演奏の幅を重視する人、技術力のある人はギターを好むようだ。もちろん、すごい技術を駆使するブズーキプレイヤーもいれば、モーダルもリズムもなんでもござれのギタープレイヤーもいるけどね。ある程度のことは演奏技術やセンスで解決できる。 さて、ここで一つの考えにたどり着く。 DADGADチューニングにした12弦ギターで、それぞれのいいとこどりをできないものだろうか。 12弦にすることで、ブズーキの持つ複弦の音色を楽しみながら、ギターの音域やプレイアビリティ(演奏性)を享受できないものだろうか? ネットを漁るとやはりそのように考える人はいるようで、11弦ギターをもってパブで伴奏をしてるが好評だぞ、と主張する方の記事を見つけた。11弦というのは、(この点の記載はなかったが)おそらく最高音のG弦を外している。また、彼の12弦ギターには一般的なオクターブ違いの弦ではなく、同じ太さの弦を貼っているそうだ。メリットは、その万能性、(必要な時には)大音量を出せること、音色が注目を浴びやすいこと、を挙げていた。他方ディメリットは、ネックにテンションがかかること、チューニングが大変であること、いろいろと注目を浴びやすい、だとか。 12弦あるからといって12弦全部を必ずしも弾く必要はないわけで、TPOに合わせて必要なときに必要な弦を鳴らすことができれば、凄い魅力なのではないかと思っている。伴奏ではなくソロで弾く場合にはとくにこの万能性が威力を発揮する。ドローンのように低音を鳴らし続けながらメロディも弾けるし、音域が広いので周ごとに変化をつけやすい。 12弦でアイリッシュ、Youtubeにも何本かあがっているが、ぜんぜん違うスタイルだ。 結局のところ12弦だからどうのではなく、それぞれの音楽性なんだな。

沖縄を感じるアイルランド民謡

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_ラララソ#ミラー、_ラララソ#ミレシ、_ラララソ#ミラー、ソ#ミレシラーーー、 曲名何だったかな。 沖縄音階はC調だと、ドミファソシド。A調だと、ラド#レミソ#ラ。第2音と第6音がない(特に第6音がない)のが特徴。 この曲だと、ファ#の音が出てこないことで、沖縄音階調になっている。 第6音(ファ#)と親和性の高い音を減らすこともコツなのだろう。 例えばA調の曲でレの音が多いと、Dの和音を入れたくなってくる。そうするとファ#を連想させる。 つまり、I-IV-V-IのIVになりにくいメロディが望まれるということだ。 同じく、シの音が多いと、やはりBやBmの和音を入れたくなってくる。これもファ#を連想させる。 つまり、I-II-V-IのIIもダメだ。サブドミナントがダメということか。 いろんな曲をあたってみると、サブドミナントが全てダメというわけではないが、基本的にはトニックでずっと演奏できるメロディで、たまにドミナントが出てくるくらいが良い。ドミナント(A調の場合はEメジャー)の構成音の「ミ・ソ#・シ」のうち、シの音は第2音なので、できれば弾かない方が沖縄音楽っぽくなる。 第7音をうまく使うと、ぐっと沖縄感が増す。第9音は、第2音はタブーなのに、むしろ沖縄感をもたらす。ドミナントのドミナントだからだろうか。 I

Dervish – The World’s End

Dervish – The World’s End

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Cmの曲。演奏はブズーキのようだが、ギターで弾く場合、カポ3にしたうえで一音一音拾っていくのが良さそう。

9/8のストローク

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3拍の塊が3セット。最初の2拍はダウン、最後の1拍がアップというパターン。

ソロでグルーヴ感を出す

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ハイポジションのフィンガリングの練習

5フレット以上のハイポジションの音を、コードフォームではなく、単音単位で覚えて、自分がその時その時に欲しい音を選んで鳴らせるようになりたい。 そのためには、フィンガーピッキングのソロ曲で練習するのが良いだろう。 ただ、初心者~中級者向けのフィンガーピッキングの楽譜集は、3フレットあたりまでで用が足りてしまう楽譜アレンジになっていることが多い。これではハイポジションの練習にはならないので、中級者~上級者向けの楽譜集が良いだろう。ということで選んだのはクラシックギターのバッハ曲集。 知っている曲が多いこと、メロディだけでなく低音の進行も美しく飽きないこと、一曲の中でころころ転調するのでワンパターンでない練習ができること、などが魅力だ。

DADGADでアイリッシュフィドルチューン

DADGADチューニングでギターを演奏することに慣れるため、Amazonで一冊購入した。 『Fiddle Tunes in DADGAD』(Doug Young著) これがなかなか素晴らしい楽譜で、ただ単にDADGAD演奏になれるという目的を超えて、DADGADギターでアイリッシュハープっぽく弾くという新しい演奏方法まで教えてくれる優れた本だった。 アイリッシュハープの音色の特徴は、すべてが開放弦であること、弦が音階順に並んでいること、ミュート奏法が少ないこと、等から来る、鳴りっぱなしと多弦共鳴であろう。この音色をDADGADギターで真似ることができるのだ。 DADGADチューニングの特徴の一つは、開放弦でDが3つ、その倍音のAが2つ、という共鳴ギターであることだ。それぞれの弦が共鳴して、多重多層な音が鳴るチューニングなのだ。これに加えて、G弦とA弦という隣り合った音階が隣接していること。5弦の7フレット、4弦の4フレット、3弦開放、2弦開放、でミファ#ソラの音が鳴る。4弦開放のレの音もつないでレミファ#ソラ、続いて4弦9フレット、3弦6フレット、1弦開放でシド#レ。なるべくミュートしないように順に鳴らしてみると、まるでアイリッシュハープの音色になった。

DADGADチューニングでフィンガースタイル

  (Source: http://truefire.com/blog/fingerstyle-licks/5-dadgad-tuning/)