Billy Joel “She’s got a way”は大胆なAmが効果的

Billy Joel “She’s got a way”は大胆なAmが効果的

Billy Joel “She’s got a way”は大胆なAmが効果的

ビリージョエルの「She’s Got a Way」。切々とShe=彼女が自分の日々を彩ってくれることを描写する曲だ。美しいとか、ウィットがあるとか、そんな具体的なことは言わない。「何故だかわからないが気分があがるんだ」。それがいい。

曲はGメジャーの曲で、Aメロはわりとシンプルに、G→D→Em→G7→C。ところどころベースを展開形にしてソ→ファ#→ミ→レ→ドと降りてくる。このG7(Dにしないところ)、いいね。

Bメロの頭でDが出てきて、→Am→G→Gm→Dと目まぐるしく変化する。内声でレ→ド→シ→シ♭→ラと進行。個人的にはこの2つ目のAmがなかなか思いつかないコード。普通はD7にしてしまいそうだが、Amにすることでダイナミックな印象が出て、かつそのあとのマイナーコード(Gm)の伏線にもなっている。Bメロ頭のDは、主調であるGメジャーのV(ドミナント)だが、ぐるっとまわって戻ってきたDは転調してDメジャーのI(トニック)のような印象だ。

このあと D→F#7→Bm→D7と展開し、→GメジャーのAメロに戻る。


“She’s Got a Way ”
リリース: 1971年  収録アルバム:Cold Spring Harbor

souji

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