チック・コリアのスペインとフリジアン

チック・コリアのスペインとフリジアン

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チック・コリアのスペインとフリジアン

Chick Coreaの”Spain”はフリジアンスケールの曲だと人はいう。どこがだ? イントロ・・・は違う。有名なリフの「シ・ミッソファレシミ・・・」は#2つ(ファとド)なのでベースをEとするとEドリアンだ。そのあとの12小節のテーマは次の通りだが、そもそもマイナースケールが2か所しかなくて、EドリアンとBエオリアンだ。ないやんけ。

Gmaj7 | Gmaj7 | F#7 | F#7 | Em7 | A7 | Dmaj7 | Gmaj7 | C#7 | F#7 | Bm | B7

それでも人が言う「フリジアン」を信じ、#2つでフリジアンになる音階は・・・と探すとF#だった。F#のイオニアンは#が6つ。フリジアンは4つ落ちて#2つだ。強烈!そしてこのF#を軸にメロディをなぞっていくと、リフの部分も、テーマの12小節の冒頭4小節も、フリジアンスケールになるから不思議なものだ。このあたりのソロを弾いたり、伴奏をつけたりするときは、フリジアンを意識したいものだ。

 

 

souji

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